自然界にあるものは、すべてが一定の規則正しさの中にあるのではなく、不安定にゆらいでいます。
たとえば、わたしたちの鼓動を例に取ってみましょう。
また、波の音を聞いてみましょう。
自然界にあるものは、すべてが一定の規則正しさの中にあるのではなく、不安定にゆらいでいます。
たとえば、わたしたちの鼓動を例に取ってみましょう。
また、波の音を聞いてみましょう。
ところが、私たちの周りにあるものはどうでしょう。
これは、生産性や効率性を考えると確かによいのかもしれません。
『ゆらぎ」を生活に取り込むには?
ストレスのない毎日を過ごすには、私たちの生活や私たちを取り囲む環境を「ゆらぎ」に合わせるとよいと言われます。
そこで、わたしたちが使っている持ち物や環境に少しずつ自然のものを取り入れていくとよいと思います。
たとえば、木の素材を取り入れること。実は、木目も「ゆらぎ」の状態になっているのです。
木の素材を活かした家具や持ち物に囲まれているだけでなんとなく心がやすらぐ気持ちになりませんか?
建築物や家具等に用いられる素材の中に「無垢材」と呼ばれるものがあります。
「無垢」という言葉を聞くと、「純粋」「汚れていない」などのイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
無垢材とは、原材料である丸太から、実際に使用する時と同じ形状に切りだした木材のことです。つまり「本物」の木材ということになります。
そのように聞くと、多くの方は「あれ、それって普通の木材の事じゃないの?」と感じると思います。
しかし実は、一般的に使用されている木材の中に、こうした無垢材は意外なほど少ないのです。
木を使用した素材には実に様々な種類がありますが、大きく分けると「ソリッド構造」と「フラッシュ構造」の2種類に分けられます。
そして無垢材というのは、「ソリッド構造の素材の中の1種類」に該当します。
それぞれについて次で説明していきます。
ソリッドとは「固体の」「中が密に詰まった」という意味を持つ英語です。
ソリッド構造と言うのは、その単語のそのままの意味で理解して頂くのが最も早いと思います。
つまり、「中身が詰まった素材」、さらに分かりやすく言えば、「中身が空洞になっていない素材」のことを指します。
無垢材はこのソリッド構造に該当し、その他にもパーティクルボードやMDF(中密度繊維板)といった加工素材もソリッド構造です。
フラッシュ構造は、ソリッド構造の逆の作り、つまり「中空になった素材」のことです。
外側と芯の部分にだけ木材を使用して骨組みを作り、その上に木目状のシートを張り付けて作る合板のことです。
中身が空洞なので持ち運びに優れ、しかも反りやゆがみなどの狂いが生じにくいという特徴があります。
また、材料の木材が少なくて済むため、環境にも優しいという特徴があります。
しかし、ぱっと見では「木製家具」でも、実はフラッシュ構造の家具というのは驚くほど多く、実は身の回りにある木製家具だと思っていたものも、調べてみたらフラッシュ構造だということも多いです。
フラッシュ構造の素材のなかには、外側のシートに見た目が美しい木目や突起のあるものを使用し、本物っぽく加工している場合もあるのです。
ここ数日、野生の生き物との接触をするという機会がありもう一度、自然界とは何か、人間界とは何かを考えキッカケがあった。
そしてそれは同時に、保護というものと愛護という言葉があることを考え直すことができた。
私の定義では保護とは自然界のルールを守ることであり、愛護は人間界でのルールを守ることである。
これを例えてみると、
自然界には食べるものと食べられるものがあり一定数が互いに受容循環の中で存在している、
それと同時に互いに食べるものとしてまた食べられるものとして生死を平等に共有しているということである。
自然界では、何かの事故に遭い大けがをすればその個体は自らの死を覚悟し受け容れるしかなく、
また自分の運命もまたその繋がりの一部としての役割を果たすことで命を丸ごと全うしていると言えるのである。
それが人間が踏み込むことを犯した自然破壊というものである。
自然とは本当の意味で聖域なのです。
しかし人間界はこれとは異なり、
人間が生息を続けていくために食べるものは食べるものとして栽培や養殖をおこない動植物も人間生活の需要と供給によって存在させている。
これを自然だと思い込んで保護するとしただ単に自然に任せていればぐちゃぐちゃの無法地帯になって人間界は争いが尽きず強いては人間界を安定維持していくことができなくなる。
人間には、人間界を維持していくための法があり掟があり人の道に従って互いに助け合っていかなければ人間界というもの自体を成り立たせることができなくなるのです。
人間界のルールは自然界では使えないように、自然界でのルールも人間界では使えません、
それは人間というものが自然から離れて人間界のみで世界を構成しているからともいいます。
はっきり言えば、私たちが自然界から離れて人間界というものを構成しているのだから今私たちが自然自然と呼んで自然と思っているものは実は本来の自然ではないということなのです。
もう一つのたとえ話をすれば、人間が飼っている動植物とは、自然かというとそうではありません。
それは人間が飼うからであり、うさぎであっても犬であっても猫であってもニワトリであっても、
それはその主は誰かといえば、人間だからです。
この人間というものが飼っている、または栽培するというのは人間界として行っているのであり自然が行うのではありません。
そうではなく、自然で生きている野生の動植物とは自然そのものであるのです。
それは主はそれぞれであり野犬、野鳥、野兎、野生は自然の中で存在していて、
これを人間界に連れてくれば主は人間になるのだから自然ではいられないのです。
つまり自然の中で野生でいるものは、自然に野に発生しているのであり人間が何かをしたわけではないのです。
この観点で物事を観れば、自然保護というものと自然愛護とは完全に違います。
如何に自然が壊れるからとエコ活動をしているのは人間界における愛護の観点であり、
本来自然とは一定の距離感を保ち自然を邪魔しないことの方が自然界の保護の観点であるのです。
動物を可哀そうだからと、どんどん野生であるものを人間界に連れてきてペットとして飼っているのはまったくの勘違いであり、
本来は神社などの杜をなるべくたくさん遺し、動物たちが自然界で生きていけるように保護していくことの方が価値があるのです。
遺産というのは、どれだけかつての自然を遺しているかということなのです。
言い換えれば、自然界あっての人間界が、
その自然界自体を乗っ取ろうとする行為に対してそれだけいけないと自然の遺産を遺そうという取り組みであるのが本質であろうと私は思います。
自然で生きているものを人間の都合ですべて飼うということは絶体にできません。
そしてもしもそれでも人間界を維持していくために人間界で共に生きるように選択した動植物は人間が正しく愛を持って見守る責任があるのです。
現代では本当にたくさんの飼い犬が捨てられたりしていますがあれは人間界のの掟に反しています。
一度人間界で飼ったものは最期まで責任をとると決めたはずなのに経済的理由が優先されその契約を人間の方が先に放棄するというのはおかしな話なのです。
私からすれば犬が野犬になるのではなく、人間界に絶望して復讐しているのです。
ああいうことをやるから、この人間界では争いが尽きずいつまでも命を奪い合う痛ましい事件がなくならないのです。
人間は、本来、皆が仲良くして暮らしていくことで成り立ちます。人道とは、人間が共に生きていくものに感謝しながら助け合って存在さしめるのです。
今のように間違えば、そのうち人道に反したことから私たちは学び直すことになります。
少しでも早く気づくためにも、この自然界と人間界はちゃんと定義されるべきだと思います。
活発化した前線によって約4日間続いた大雨で、西日本中心にかつてないほどの広範囲で浸水・土砂災害が発生しています。
ウェザーニュースでは被害の全容を一刻も早く明らかにし、救出・復旧作業や減災につなげていただくため、
被害状況に関する緊急アンケートを現地の皆様に対し実施致しました。(調査期間:2018年7月7日~ 回答数:22,395人)
複数のビッグデータ分析の結果、
多いところでは国や各自治体が定めている水害リスクが高い地域の約80%で、冠水や浸水被害が発生した可能性が高いと言えそうです。
今回、緊急アンケートでは「一番水位が高かったときの浸水状況」を伺っており、集まった回答をマッピングしています。
このデータも含め合計4つのデータを照らし合わせて分析しています。
・浸水想定域
国や都道府県などの河川管理者が、流域に降る雨の量や堤防が切れる場所など情報から河川がはん濫した場合に、浸水が想定されると定めた区域。
・低位地帯
国土交通省が算出した、周辺部よりも標高が低く、排水が困難である地帯
・積算降水量
大雨の降り始めから降り終わりを7月4日18時~8日18時とし、約4日間の期間にて気象庁レーダーの画像から降水量を積算
・冠水/浸水の被害情報
22,395人からのウェザーニュースに寄せられた被害の情報(上記のマップ)
これらのデータをもとに、雨量が嵩んだ地域で何が起こったのかを分析しました。
西日本を中心に俯瞰してみると、水害リスクの高い浸水想定域および低位地帯、と緊急アンケートで浸水被害が報告されてたエリアがほぼ重なっていることがわかります。
さらに被害が出ているエリアと雨量の関係を分析すると”400mm”という数字を境に被害が大きくなっていることがデータ解析から分かりました。
特に被害が大きい地域にズームしてみると、アンケートで寄せられた回答では、特に河川が氾濫した広島、岡山、愛媛に腰以上の高さの報告が目立っています。
これらの報告に対し2つのデータを照らし合わせます。
水害リスクが高いエリアのうち、4日間累計で400mmを超える雨が降った割合を計算してみました。
割合が高かった府県を上から並べてみると以下のようになります。
▼水害危険エリアの水害発生率(想定)
高知県 82%
京都府 81%
広島県 80%
岡山県 75%
兵庫県 74%
愛媛県 62%
大阪府 62%
※数値が高い一部の府県を記載
※数値は人的被害の割合とは異なります
アンケートによる被害状況のデータとこの割合を統合すると、水害に脆弱かつ4日間で400mm以上の雨が降ったエリアは、水害に見舞われた可能性が高いと裏付けられるわけです。
平成最大の被害とも言われている今回の記録的豪雨は、4日間でおよそ59,500平方キロメートル(図中の黄色の部分)という極めて広い範囲に、大量の雨量を記録。
水害に対し危険とされていたエリアのほとんどに深刻な被害をもたらしたことがデータ分析から解明されました。
今後も本緊急アンケートのデータは随時公開してまいります。
復旧・救助作業、また今後の二次災害防止のため各機関の対応に少しでも助けとなればと思います。
また今回影響が小さかった、あるいは無かった地域では、ハザードマップや地域の過去災害歴を調べてみるなど、今一度リスクに対して出来ることはないか検討していただければと思います。
地震の国=歴史
地震には、東日本大震災や今後の発生が懸念される南海トラフ巨大地震のように海と陸のプレートの境界に位置する海溝沿いで発生する
「海溝型地震」と、1995年の阪神淡路大震災のように内陸部の活断層で発生する「内陸直下型」がある。
大阪と群馬で発生した地震はいずれも「浅い内陸直下型」だった。
大阪北部地震は、兵庫県から東方向に約55キロの長さで延びている「有馬-高槻断層帯」の近くで発生。
この断層帯では1596年に慶長伏見地震(M7・5)が起きているが、
政府の地震調査研究推進本部ではM7・5程度の地震が30年以内に発生する確率は「ほぼ0~0・03%」と低い評価だった。
西日本の内陸部は、陸側のプレートが沈み込む海のプレートに押されて地震を起こすエネルギーをため込む「ひずみ集中帯」と呼ばれ、活断層が集中する。
活断層の密集地帯で起きた2016年の熊本地震のように、周辺の活断層での地震を誘発する恐れがある。
前出の島村氏は「日本には分かっているだけで約2000の活断層があるが、6000近くあるとの説もある。
大阪の地震の震源付近には有馬-高槻断層帯のほか、大阪市を南北方向に走る『上町(うえまち)断層帯』もあり、今後、今回の約40倍の規模になるM7級の地震が起きる可能性は高い。
その場合、断層線が通る大阪市中心部に被害が出る」と警鐘を鳴らす。
近畿圏の内陸型地震は将来の南海トラフ巨大地震の予兆ともいわれている。
1925年の北但馬地震(M6・8)や27年の北丹後地震(M7・3)の約20年後、44年の東南海地震(M7・9)、46年の南海地震(M8・0)が発生した。
95年の阪神淡路大震災(兵庫県南部地震、M7・3)や2013年の兵庫県淡路島付近での地震(M6・3)、
そして今回の大阪での地震も「南海トラフ巨大地震の『先駆け』である可能性は否めない」(島村氏)。
東京など首都圏ではより警戒を要する事情もあるという。「大阪や京都の場合、活断層が見えているところが多い」と島村氏は強調する。
一方で「東京近辺も(活断層の上に)軟らかい堆積物が乗っているだけで、見えにくいが、ないわけではない」と力説する。
首都圏でも埼玉県の深谷断層帯・綾瀬川断層、越生断層、
埼玉県から東京都に至る立川断層帯、千葉県の鴨川低地断層帯、神奈川県の伊勢原断層や三浦半島断層群といった活断層が存在しており、過去のM7級と同規模の地震への警戒が必要だと島村氏はみる。
「1万人前後の死者が出た安政江戸地震(1855年)も活断層による地震と似た地震といわれている
明治東京地震(1894年)もあった。同程度の地震が起きる可能性は否めない。
東京は『内陸直下型』に加え『海溝型』もあるため、大阪よりもリスクは高い」
『いつどこで次の大地震』があってもおかしくないというのだ。