熱波による死者数、2080年までに激増する可能性
投稿日:2018年08月04日
熱波による死者数、2080年までに激増する可能性
[ロンドン 31日 ロイター] – 英ロンドン大学の専門家などが行った研究で、
気候変動や医療関連の政策が取られなければ、
2080年までに熱波による死者数が一部地域で急増する公算が大きいとの結果が出た。PLOSメディシン誌に掲載された。
熱波による死者数が激増する地域は熱帯と亜熱帯で、
オーストラリア、欧州、米国が僅差で続くとみられている。
研究は数学モデルを使用し、温室効果ガス排出のレベルや準備体制、
対応策、人口密度などから複数のシナリオを想定、
2031─2080年に世界20カ国の412コミュニティにおける熱波による死者数を算定した。
1971─2020年と比べると、極端なシナリオの場合、
2031─80年にはフィリピンでの熱波による死者数が12倍に達するとみられている。
他の地域では、オーストラリアと米国の死者数が5倍に、英国は4倍になるという。
一方、地球温暖化ガスの排出を抑制すれば死者数も抑制できるとし、
研究は排出抑制政策の強化を提案している。
研究を共同指導したロンドン大学衛生・熱帯医学学科の専門家アントニオ・ガスパリーニ氏は、
現在数カ国が命に関わる熱波に見舞われており、気候変動によって熱波発生の頻度が増し、より強くなる
「公算がきわめて大きい」と指摘。ただ「温室効果ガスの排出を抑制すれば、予想される影響は大きく軽減できることは良いニュースだ」と述べた。
ただ、研究者らは、各国の気候政策実施の有無を比較的単純な形でしか想定できないことから、
この研究には限界があり、結果は「将来の予測ではなく、仮定のシナリオに基づく影響の可能性と解釈されるべき」と注釈している。
熱波による死者数、2080年までに激増する可能性=研究
熱波による死者数、2080年までに激増する可能性=研究
7月31日、英ロンドン大学の専門家などが行った研究によると、
気候変動や医療関連の政策が取られなければ、2080年までに熱波による死者数が一部地域で急増する公算が大きい。
PLOSメディシン誌に掲載された。写真は昨年8月ローマで撮影(2018年 ロイター/Max Rossi)
[ロンドン 31日 ロイター] – 英ロンドン大学の専門家などが行った研究で、
気候変動や医療関連の政策が取られなければ、
2080年までに熱波による死者数が一部地域で急増する公算が大きいとの結果が出た。PLOSメディシン誌に掲載された。
熱波による死者数が激増する地域は熱帯と亜熱帯で、オーストラリア、欧州、米国が僅差で続くとみられている。
研究は数学モデルを使用し、温室効果ガス排出のレベルや準備体制、対応策、人口密度などから複数のシナリオを想定、
2031─2080年に世界20カ国の412コミュニティにおける熱波による死者数を算定した。
1971─2020年と比べると、極端なシナリオの場合、
2031─80年にはフィリピンでの熱波による死者数が12倍に達するとみられている。
他の地域では、オーストラリアと米国の死者数が5倍に、英国は4倍になるという。
一方、地球温暖化ガスの排出を抑制すれば死者数も抑制できるとし、研究は排出抑制政策の強化を提案している。
研究を共同指導したロンドン大学衛生・熱帯医学学科の専門家アントニオ・ガスパリーニ氏は、
現在数カ国が命に関わる熱波に見舞われており、気候変動によって熱波発生の頻度が増し、
より強くなる「公算がきわめて大きい」と指摘。ただ「温室効果ガスの排出を抑制すれば、
予想される影響は大きく軽減できることは良いニュースだ」と述べた。
ただ、研究者らは、各国の気候政策実施の有無を比較的単純な形でしか想定できないことから、
この研究には限界があり、結果は「将来の予測ではなく、仮定のシナリオに基づく影響の可能性と解釈されるべき」と注釈している。
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投稿日:2018年08月03日
高気圧に挟まれたソウル、予想最高気温39度 お隣さんも大変!
投稿日:2018年08月03日
高気圧に挟まれたソウル、きょうあすの予想最高気温39度
8月2日までの3日間、韓半島(朝鮮半島)は過去最悪の猛暑に見舞われそうだ。
31日のソウルの最高気温は38.3度を記録。
これは韓国で気象観測が始まった1907年以来2番目の暑さだ。
また1日と2日は最高気温が39度と予想され、過去最高だった1994年の38.4度をも上回りそうだ。
韓国全体が燃えさかる炉の中に落ち込んだような状況だ。
ただし3日以降は昼の最高気温が徐々に下がるものと予想されている。
気象庁によると、31日には江原道洪川郡と寧越郡で最高気温が38.5度まで上昇し、
ソウル38.3度、慶尚北道義城郡38度、大田市で37.2度を記録した。37.5度を記録した京畿道水原市と忠清北道堤川市、
そして洪川郡は1日の最高気温としては過去最高を更新した。
気象庁のユ・ヒドン予報局長は
「首都圏を中心に2日まで猛暑が続く見通し」とした上で「ソウルの最高気温はこれまでで最も暑かった1994年の記録を更新する可能性が高い」と予想した。
7月の猛暑もすでに記録的なレベルだ。
7月に最高気温が33度以上の猛暑日となった日数は14.6日で、
「史上最も暑かった7月」として記録されている1994年の18.3日に続く過去2番目を記録した。
今後猛暑日が16日以上になれば、今年が観測史上猛暑日が最も多い年として新たに記録されることになる。
熱帯夜(最低気温が25度以上)の日数も7月は7.4日で、これも1994年の8.9日に続いて2番目だった。
今年の暑さは2日以降徐々に緩む見通しだが、それでも35度以上の猛暑は10日ごろまで続きそうだ。
Kウエザー予報センターのパン・ギソン所長は「8月中旬までは例年よりも気温が高い状態が続くだろう。
今年は例年よりも暑さが早く始まって長く続くことから、今年はこれまでで最も長い夏になる可能性も出てきた」とコメントした。
このように韓半島全体が猛暑に見舞われている理由は、東西に居座る勢力の強い二つの高気圧と、南に低気圧が停滞しているためだ。
夏に暑さをもたらす太平洋高気圧の勢力が今年は特に強い上に、同じく暑さをもたらすチベット高気圧も西側の上空で停滞している。
このように東西から高気圧に挟まれている影響で、高温が韓半島から抜けないヒートドーム現象が続いているからだ。
気象庁のユン・ギハン事務官は
「二つの高気圧によって日差しが強まっている上に、高温が続いた影響で陸地も海も温度が高くなり、暑さがさらに厳しくなっている」と説明した。
すでに勢力が弱まった台風12号の影響もまだ残っている。
台風12号は太平洋高気圧を韓半島の北側に押しやっているため、
影響で「北高南低」の気圧配置となり、首都圏など西部にフェーン現象を起こす東風が強まっているという。
韓国の南にある台風12号は高い海水温の影響で再び勢力が強まりそうだ。
台風は31日午後3時現在、日本の鹿児島県の南海上で時速19キロの速さで移動し、1日の昼ごろには韓半島南部に到達する見通しだ。
気象庁は「台風の勢力が強まった場合、韓国に暖かい南風が吹いて気温がさらに上がる可能性もある」とコメントした。
お隣さんも大変ですな。