感謝され信用される
新たな市場を開くということは、誰かのニーズを満たすことになります。
ニーズを満たすことができた、すなわちビジネスが成功したということは、誰かがそれにお金を出してくれたということです。
お金を出してくれた人は、そのビジネスを必要だと感じています。
そこには、感謝という感情が存在しています。
つまり、ビジネスの成功は多くの人の感謝につながります。
また、感謝されるということは、それだけ信用を得ていることとも言えます。
この信用というものを分かりやすく言うとブランドになります。
ビジネスの成功により、会社やあなた自身がブランディング化される場合もあります。
この信用(=ブランド)を得られることができれば、様々なビジネスを成功させることも可能になるでしょう。
雇用の創出
あなたがビジネスを拡大し、新たな雇用を作り出すことで経済に対して影響を与えます。
雇用された人は生活基盤を得られ、且つ、日本経済の活性化にも貢献できます。
従業員があなたのビジネスに共感をし、集うことで、あなたのビジネスのために一生懸命働いてくれるでしょう。
そうすれば、生産性が向上したり、新しい発想が生まれたり、ビジネスがより潤滑に回るようになります。
ビジネスを行い利益を生み出すことは、自分自身にも、そして国や顧客、従業員と様々なことに良い影響を与えることができるのです。
「ビジネスは顧客満足」は間違い!?
よく聞く「ビジネス=顧客満足」という考え方は間違っています。
顧客満足というのはビジネスそのものではなく、ビジネスの根幹に位置するものです。
ビジネスの目的は顧客満足ではありません。
何度でも言いますが、ビジネスの目的は「利益を生み出すこと」です。
これはどういうことでしょうか。
もし、顧客満足を得たいのであれば、その方法はビジネスである必要がありません。
ボランティアというものが世の中にはあります。
それでこと足りるのではないでしょうか。
私は、ビジネス=顧客満足という考えに対して、現実が見えていないとしか思いません。
所詮、キレイ事です。
企業に求められているのは利益です。
企業が利益を生み出せなければ、国の経済は衰退してしまいます。
では、なぜ顧客満足ではないのでしょうか。
それは、顧客満足というのは手段だからです。
前述の通り、顧客満足はビジネス以外でも得られます。
ビジネスの目的である「利益を生み出すこと」を達成するための手段の一つが顧客満足なのです。
それ以外の手段でお金を得られるのであれば、顧客満足を求める必要はありません。
なぜ、多くのビジネスが「顧客満足第一」を掲げるかというと、顧客満足を目標として達成することにより、多くの利益を得たいからです。
あくまでビジネスの目的は「利益を生み出すこと」です。
そして、その手段として「顧客満足」があるのです。
ビジネスを始めるにあたり、この違いをしっかりと理解しましょう。