家を建てる前に是非知っていただきたい「本物の健康住宅」
第1部 住環境改善と健康長寿の秘訣
はじめに
我が家の2月の寝室温度は『6.4度』でした。数年前に大手ハウスメーカーに施工をお願いして家をつくったのに、この室温の低さと湿気が一緒に暮らしていた母親の呼吸器機能を低下させてしまう原因となってしまい、今では後悔しています。
家そのものに疑問を感じていた頃に、無垢材を基本として作られた家に宿泊する機会がありまして、わたし自身大変驚かされました。真冬の朝にもかかわらず『17度』もある室内温度や熟睡度の違いに衝撃を受けました。素材が違うだけでこんなにも体感が違うのかと身をもって体験しました。
皆さんに声を大にしてお伝えしたいです。健康に気を使っている方は、ぜひ家づくりにもこだわってください。家というハード面と家族団欒の時間や熟睡できる住環境のソフト面は、健康な身体づくりにとって、とても関係の深いものだからです。
自然素材の持っている力に衝撃を受けたわたしは、我が家の一部を自然素材にリフォームしました。その効果を日々実感することができ、再び嬉しい衝撃を受けています。
セミナーでは、上記のような我が家の実体験や様々な調査で得た健康に関するデータや結果を分かりやすく説明し、家づくりも含めてどういった生活が健康増進へ繋がるのかをご説明いたします。星 旦二
講師:星 旦二 氏
福島県立医科大学卒業後、東京大学で医学博士号を取得し、ロンドン大学・熱帯医学公衆衛生 大学院留学を経て、
現在は首都大学東京名誉教授。放送大学 客員教授。著書には代表作「ピンピンコロリの法則〜おでかけ好きは長寿の秘訣〜」がある。